テクニカルサービス
障害解析&
信頼性評価サービス
障害解析&信頼性評価
サービスの特長
経験豊富なストレージ評価技術
長年、富士通のストレージ製品評価に携わってきた技術者が、デバイスの耐久性試験や寿命モードの検証など、お客様の品質要求に合わせた詳細な信頼性評価プランをご提案します。また、量産時に行なわれる受入試験(スクリーニング)つきましても、短時間で効果的なサービスを多くのお客様にご利用いただいています。

最新のHDD、SSDに対応した分析ラボの整備
HDD/SSDの障害解析や性能測定には、各メーカーの最新技術に対応できる解析ノウハウと設備が必要です。私たちはお客様の多様なニーズをスピーディーに対応できる環境を整備し、信頼にお応えしています。

信頼性評価サービス
HDDおよびSSDに特化した試験技術で、ストレージのウイークポイントを的確に評価します。
障害解析サービス
豊富な経験と知識で真の原因を究明し、お客様の品質保証業務をサポートします。
スクリーニングサービス
効率的かつ的確な診断ノウハウにより短時間でHDD、SSDの良品を見極めます。

信頼性評価サービス
ハードディスク試験項目の例
以下の組合せによりデータ移行が行なえます。
お客様のご要望に合わせて、ハードディスクやSSDの様々な評価試験メニューをご用意しておりますので、
お気軽にご相談ください。 以下は代表的な試験項目となります。
温湿度環境試験

真夏の高温・多湿環境や、極端な低温環境での動作検証など、多様な温湿度の組み合わせ評価が可能です。 また、ご採用予定のハードディスクが温度ストレスに対してどれだけ実力があるか確認したい場合にも、高温動作限界、低温動作限界などの特別評価メニューを取り揃えております。
振動試験

カーナビやコピー機のような振動影響を受けやすい機器にハードディスクを組み込む場合、JIS規格に準じた振動やオリジナルのランダム振動を加えて、耐振動性能を評価します。 また、長時間の輸送を想定した試験(輸送ランダム振動)の確認にも対応しています。
衝撃試験

ノートパソコンやハンディタイプのハードディスクなど、衝撃を受けやすい製品の評価について、落下による衝撃やJISなどの規格に準じた検証が可能です。 また、お客様のご要望に応じて、衝撃の強さや落下高さの指定を行うなどの特別評価にも対応します。
減圧環境試験

標高の高い地域など、気圧変化の激しい環境を想定した動作検証を行います。 ハードディスクは気圧が下がるとヘッドの浮上量や浮上姿勢が変化し、マージンの少ない機種は障害に至るケースがあるため、お客様の使用環境に合わせた評価仕様を提案します。
ATI試験 (Adjacent Track Interference)

ハードディスクの大容量化に伴い狭くなるメディアのトラック密度について、繰り返し書き込みの性能(マージン)がどれくらいあるのかを評価します。 特に、連続してデータを記録するような監視カメラやHDDレコーダーに組み込むハードディスクの検証に効果的です。
HDI試験 (Head Disk Interface Test)

電源オフ頻度が低く、常に稼動している状態で使用するハードディスクについて、ヘッドメディア界面(HDI)の接触耐力がどれくらいあるかを検証します。 ヘッド浮上バランスの悪い装置やメディア品質の低い装置で発生し易いヘッドクラッシュなどを見極めます。
信頼性評価の費用について
評価項目の選定は、お客様が確保したい品質目標値と期間、ご予算に応じてプランニングします。(事例として20万円~300万円くらいの実績です)最初に費用がどれくらい掛かるか?ではなく、お客様の目標達成のために何が必要なのかをご一緒に検討させていただきますので、お気軽にご相談下さい。

障害解析サービス
ハードディスク試験項目の例
SSDの解析もお問い合せ下さい。
注意事項
- 対応可否の判断や良品との比較のため、事前にサンプルをご提供いただく場合があります。
- 解析後のハードディスクは、解析に必要なデータの書込みや分解を行いますので、再利用することはできません。

スクリーニングサービス
スクリーニングサービスとは
ハードディスクは、メーカーで行われる一定の試験基準をクリアすれば合格品として出荷されるため、
新品であっても、お客様が求める品質基準と合ってないものが多いのが現状です。
当サービスでは、お客様の品質要求に合ったハードディスクの選別(スクリーニング)提案を行ない、
品質改善を強力にサポートします。
スクリーニングのメリット
- 初期不良やロット不良の市場流出を未然防止
- ハードディスク品質向上によるお客様製造ラインの効率化
- 市場品質の安定による品質保証コストの削減と、エンドユーザー様からの信頼向上
スクリーニングサービスの一例
STEP1
受入

実施内容 (例)
- 現品梱包状態の確認
- モデル名、シリアルナンバー管理
STEP2
外観確認

実施内容 (例)
- ベース、基板、インターフェイスコネクタなどの状態確認
STEP3
起動確認

実施内容 (例)
- 専用の試験機に接続し、正常起動を確認
STEP4
SMART(1)確認

実施内容 (例)
- エラー履歴の確認
- 各閾値情報の確認
SMART(1):「Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology」
ハードディスクに標準搭載された自己診断機能。 磁気メディアやヘッドの挙動および信号の入出力などに関する、エラーやリトライを数値化して記録している。
このデータを解析し、障害の早期発見、故障時期の予測などに役立てる。
STEP5
機能試験

実施内容 (例)
- 連続電源オン・オフ
- 連続電源オン・オフ
- データ転送性能確認
STEP6
梱包・出荷

実施内容 (例)
- 良品・不良品の識別
- 梱包・出荷
STEP7
その他個別対応

実施内容 (例)
- 容量クリップ
- ハードディスクパラメータ値の設定変更
※上記は標準的な作業です。 実際には、お客様のご要望に応じて判定条件を個別に設定しますので、お気軽にご相談ください。

障害解析&信頼性評価サービスの流れ
お客様
信頼性評価、障害解析、スクリーニングのお問い合わせにつきましては、
お問い合わせフォーム、またはお電話でご相談下さい。
スクリーニング
ご依頼はこちら
026-466-9949
受付時間:9時~17時 (土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)
当社
ご相談内容を基に、お客様と作業仕様の詳細を打合せします。(試験項目や解析レベルなど)
なお仕様検討の際、事前に対象メディアのサンプルをご提供いただくことがあります。
お客様
当社からお見積書を発行しますので、内容をご確認のうえ対象メディアの発送と注文書の発行をお願いします。
当社
セキュリティ対応の評価ルームで専門スタッフが作業を行ないます。
経過状況については、必要に応じて定期報告を行ないます。
当社
作業結果を報告書にまとめて電子データで送付します。
スクリーニングをご依頼の場合は、現品をご指定の納品場所(国内)に発送します。
お客様
当社より請求書を送付させていただきますので、お支払い処理をお願いします。

よくあるご質問
-
HDDの信頼性評価はどれくらい期間が必要ですか?
-
評価項目の内容によりますが、簡易的なものは3週間程度で結果が出ます。寿命評価などフルスペックの評価を行う場合は3か月程度必要になります。
-
信頼性評価のHDDサンプルは何台用意すれば良いですか?
-
評価内容により変動しますが、最小項目の場合は4台から実施可能です。
-
障害解析は最短ではどれくらいかかりますか?
-
HDDは3営業日、SSDは5営業日程度になります。 繁忙期は遅延する場合がございますので、事前にご相談させていただきます。
-
スクリーニングサービスで、中古のHDDおよびSSDの良品と不良品を選別したいのですが対応できますか?
-
対応可能です。良品判断基準(仕様)を事前に取り決めますので、お気軽にお問合せ下さい。

障害解析&信頼性評価
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送付先・お問い合わせ
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テクニカルサービス担当
〒389-1313
長野県上水内郡信濃町大字古間1300
電話番号:026-466-9949